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親父

こんにちは。寒さが少しずつ厳しくなってきていますが、元気でお過ごしでしょうか?

今日はポニョさんのコラムです


 親父が死んで数年が経つ。 父は空気のような人で、なければ生きれないが日頃は意識されない。それが父であった。親父が死んだとき、家族全員いたが、誰一人泣かなかった。人の死は悲しいものであるが、父は悲しまれていったのか?いまだにわからない。そして、私は遺言のようなことをいわれた。それは偉くなれ、つまり平凡に生きるな。人の上に立てということであった。  親父の一生は悲しいほど地位や名誉からはほど遠いところにいた。それを反面教師に生きろということである。

 私は生きている。ただ、平凡に、常におもう。生きるとはどういうことなのだろう?


(ポニョ、CVVニュースレター第8号 2008年10月より)

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